絵本「バルバルさん」 [5~10分]
安定感のあるストーリーもなんだか懐かしい。
やっと今回読み聞かせに使う機会がありました。2,3歳の親子への読み聞かせ。
招かれざる客が来る話の絵本は、ウィリアム・スタイグの「歯いしゃのチュー先生」 五味太郎の「わにさんどきっはいしゃさんどきっ」がありました。
絵本「おむすびさんちのたうえのひ」 [5~10分]
おむすびさんちのたうえのひ (PHPわたしのえほんシリーズ)
- 作者: かがくい ひろし
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2007/05/16
- メディア: 大型本
私の好きな絵本作家のひとり、かがくいひろしさんの絵本です。
おむすびむらにおいなりむら、のりまきむらにすしねたむら
みんなでなかよく田植えです。
「せっせのせ」で腰を曲げて植えていく姿がユーモラス。
パラパラアニメしてみたらおもしろいかも…。
でもゆっくり楽しむにはやはり絵本ですね。
米作りと米消費の応援絵本になりませんか?
絵本「よりみちエレベーター」 [5~10分]
エレベーターって、ドラマや映画でもよく使われますね。
扉が開くと一番会いたくない人が目の前にいたり
止まってほしくない階で止まったり…。
あまりいい場面では登場しないように思います。
でも、この絵本ではなかなかいい役回りですよ。
「まいにち おなじところを いったりきたり」でいやになったエレベーターくん。
蒸気機関車、宇宙飛行士、おばけ、イルカ
こどもたちの人気者ばかりがエレベーターに乗り込み、
最後には、イルカと共にハワイに連れて行ってくれます。
明るい色調でハッキリした絵ですので読み聞かせ向きの絵本だと思います。
絵本「さんまいのおふだ」 [5~10分]
絵本もいく種類か出ていますが、私はこの絵本にしました。
細部が書きこまれていないところがかえって想像力を膨らませます。
→危機→乗り越える→危機→乗り越える→救世主(和尚)の登場
「たかづく たかづく…」と唱えるのが
この絵本ではやまんばになっています。
「子どもに語る日本の昔話」(こぐま社)では、和尚さんが唱えています。
この点が少し気になりましたが、おはなしのおもしろさに変わりはありません。
絵本「おいてけぼり」 [5~10分]
読後、「おいてけぇー おいてけぇー」が耳に残る
ちょっと怖い昔話です。
お寺の鐘の音や、「おいてけー」の叫びをおどろおどろしく読むと
子供たちをほんとうに怖がらせてしまいます。
サラッと読んで、きんじのおもしろく威勢のいいセリフを強調すれば
朝自習でも大丈夫だと思います。
聞き手や場に合わせて怖さを調節してはいかがでしょうか。
(私の場合は、この絵本の後、元気がでる絵本を読みました)
絵本の評判の良し悪しにかかわらず
何度か声に出して読むうちに、自分にピッタリくるものとそうではないものがあるようです。
この絵本は前者。言葉のリズムが私にぴったりきました。
威勢のいい「きんじ」が、ドロンとしたお話に活力を与えています。
絵本「どんなかんじかなあ」 [5~10分]
この絵本、「障害を持った人たちを理解しよう」と目的を持って
読むのもいいかもしれませんが、
絵本ファンの私としては、
のんびり読んで、のんびり感じてほしいと思います。
(和田誠さんの絵だから、それが可能です)
「ひろくん」はいろいろなことを感じ、考えます。
目を閉じると、聴覚が研ぎ澄まされ、
耳を塞ぐと、視覚に集中できます。
でも、両親を亡くした「きみちゃん」の気持ちを想像するのは難しい。
そんな「ひろくん」は実は…(最後の絵から想像することができます)。
感じる力、想像する力をいつまでも大切にしたいと
改めて思わせる絵本です。
絵本「かぜひきたまご」 [5~10分]
新装版 かぜひきたまご (講談社の創作絵本ベストセレクション)
- 作者: 舟崎 克彦
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2001/12
- メディア: 大型本
風邪の季節に読みたくなる絵本です。
風邪をひいてしまった男の子。お母さんの言いつけ通り医者に向かう。
本当は行きたくないのだけど。
ぐずぐず歩いていた途中の公園で、不思議な卵を発見。
それを拾うと、なぜか気分がよくなり、手の中の卵が真っ青に。
真っ赤になって怒っているママに持たせると、ママはニコニコ、卵は真っ赤に。
なんて便利な卵。
ある日段々大きくなりついには…。
どうなるかは絵本を手に取って確かめてください。
ヒントは…これはやっぱり便利な卵なのです。
ちょっと古い印象かなあ(初版は1986年)、地味かなぁと
思いつつ読み聞かせに使ってみると意外に受けました。
「こんな卵がほしい!」とたくさんの子どもたちから声が上がりました。
子どもたちがいやだなぁと思うこと、病気になること、ママが怒ること…は
いつの時代でも変わらないですからね。
十数年前にいいなぁと思っていた絵本。
新装版になって戻ってきたのですね。嬉しいです。
ロングセラー絵本の仲間入りをしたのかな?
絵本「はなくそ」 [5~10分]
強烈なタイトルと表紙の絵にたじろいてしまいますが、
小学生にオススメの絵本です。
絵にも文にも力があり、ぐんぐん引きこまれてしまう絵本です。
エネルギーを持て余している小学生にピッタリ!
淡い恋あり、言葉の暴力あり、正義感あり、どたんばでの機転?あり
短いですが、濃厚なストーリー展開です。
絵本「ポットくんとミミズくん」 [5~10分]
絵本「どろんこハリー」 [5~10分]
◆◆プチ家出で知る我が家の心地よさ◆◆
ストーリーを紹介するまでもなく、超ロングセラーの絵本です。
小学1年生のクラスに持っていくと、大半の子が「その本知ってるー!」と合唱してくれます。
「じゃ、違う絵本にしようか」と言うと、「どろんこハリー」の絵本をさして「それ読んでー!」と返ってきます。
魅力は何でしょう。
ハリーがかわいい。
チョッとだけ家出のワクワク感。どろだらけになる快感。
飼い主(家族と言ってもいいでしょう)に気がついてもらえない刹那さ。
ありったけの芸当を披露するハリーのひたむきさ。
ようやくわかってもらえた時の安堵感
家族の愛を確認し、いつもの場所で眠ることの幸せ。
読後感のとてもよい絵本です。