絵本「パパ、お月さまとって!」 [5分以内]
◆◆月といえばこの絵本!◆◆
空気が澄み、夜空の月がより明るく見える季節に、月が大きく美しく描かれたこの絵本を選びました。
エリック・カールの絵本です。
美しい夜空の色と大きな月の絵、そして娘の願いを叶えるために月まで上っていってしまうお父さんの優しさがとても印象的な絵本です。
透き通った明るい色使い、しかけのおもしろさは、エリック・カールの世界そのものです。
画面が横に長くなったり、縦に長くなったり、いきなり大きくなったり。(この場面の月の絵は圧巻です)
絵本の決まったスペースにとらわれない大胆な絵本。
開きが難しく、読み手泣かせの絵本ではありますが、
それだけに、子どもにとっては“見ているだけ”つまり読んでもらった方が
視覚的に断然おもしろいのです。
山の上に梯子を立て、月まで登っていき月を持って帰るという超非現実的な話の展開と、
月が徐々に細くなり、見えなくなり、そしてまた丸くなっていくという科学的な展開を
ドッキングさせたところに、私はめまいを感じてしまいます。そこがまた魅力です。
頭の柔らかい子どもたちは、その両方をおもしろがってくれます。
「取ってこれないよー。へんなのー」と言ったり
「消えちゃったお月さん、また出てくるよね」と言ったり。
先週の小学1年生への読み聞かせでは、
ほとんどの子が、月が満ちたり欠けたりすることをちゃんと知っていました。
子どもたちの理科離れを残念に思っている私としては、嬉しい発見でした。
初めてお邪魔しました。
絵本の紹介をされているんですね。エリック・カールは「The Very Hungry Caterpillar」以外はあまり見たことなかったのですが、今度この本を街で探してみたいと思います。RSSさせていただきます♪
by はりなたる (2005-10-02 16:17)
この本も、図書館などのおすすめ絵本に必ず入っていますよね。
たしかに、読み聞かせの際に持ちづらいかも・・・(汗)
絵もとってもきれいですよね。夢のあるお話で好きです♪
by のんちゃん (2005-10-03 15:10)
はりなたるさん、のんちゃんさん コメントありがとうございました。
しばらく多忙にしていましたので、レスがたいへん遅くなりました。
ふと気がついたら、お月様もずいぶん大きくなり、
次の満月が近づいてきましたね。
この絵本を傍らに置いて、次のお月見を楽しみたいなぁと思っています。
エリック・カールさんの絵本は、どれをとっても遊び心があってステキです。
実は、数年前(もっと前かな?)、エリック・カールさんが来日したときに、サイン会に行きました。座っているだけで、優しさや暖かさを感じる、ほんとうにステキなおじさまでした。
by みどりまる (2005-10-14 17:24)