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絵本「ワニになにがおこったか」 [10~15分]

 

ワニになにがおこったか

ロシアの絵本です。
 文化圏が違うとやはり
 絵本の雰囲気も違います。

アニメーションのシナリオも書く作者ということもあるのでしょうか。
軽快に話が展開していきます。
でも、テーマは重い。一読後、ズシリと来ました。
そしてくり返し読んでも、テーマの重さは消えません。

もし、ふつうでない子が生まれてきたら…
世間体、育てられないかもという不安、
普通の親子だったら得られるはずのふつう幸せ(?)を
あきらめなくてはいけないという絶望感。
他人のことだったら笑えるけど、自分だったら…というくだりには
ドキッとさせられます。

立ちはだかるいろいろな壁を乗り越えながら懸命に子育てするワニのガーパ。
ほんとうに健気です。

話の結末がこれでいいかどうかは、意見の分かれるところかもしれません。
子どもたちの年齢や成熟度にもよると思います。
読み聞かせの中で、子どもたちの反応を楽しみたいと思います。


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